燃焼させるのではなく、脱水反応で残滓を炭化。



脱炭素を目指す新しい時代の処理装置

食品加工で生じた残滓を独自技術で粉砕、低温加熱(160°C以下)し、有限会社英商事社製「かすみ触媒」と混ぜ合わせることでで有機化合物を炭化させます。
CO2を出さずに処理を行い、生成されたカーボン粉末は買取を行うため、企業にも環境にもよりよいサイクル。無駄なくコスト低減を図ることができます。
※かすみ触媒は有機物を分解炭化させるための触媒です。低温(160°C以下)の熱を加えながら、触媒と有機物を攪拌させることにより触媒作用が働き、粉末のカーボンが生成されます。

SPEC
名称炭吉(SUMIKICHI)
処理能力125kg/h
初期触媒投入50kg
電力25kw/h
電圧200V
サイズW1000 × T800 × L2700

株式会社浜松ベジタブル

導入の背景

浜松ベジタブルはカット野菜の製造事業を行っており、日々約3トンの野菜残渣が発生していました。これらの処理には、従来の方法ではコストと環境の両面で課題がありました。

廃棄物処理の効率化

炭吉の導入により、1日に最大3トンの食品残渣を処理し、以前の方法に比べ効率的に廃棄物を処理できるようになりました。

環境への配慮

低温での処理により、二酸化炭素やダイオキシンの排出が抑えられ、環境への影響が減少しました。

バイオマスカーボンの生成

処理された残渣からはバイオマスカーボンが生成され、これを農業や工業分野で利用可能になりました。

バイオマスカーボンの

二次利用

バイオマスカーボンは農業分野での活用が可能です。この環境に優しい素材を用いることで、微生物群を活性化し、豊かな土壌を形成することが可能となります。この方法は、作物の健康と収穫量を向上させ、持続可能な農業実践への貢献を約束します。

また、バイオマスカーボンは工業製品、特にタイヤの開発においても有望な素材として研究されています。これらの製品はバイオマス由来の原料を使用しており、化石燃料ベースの素材に代わる環境負荷の低い選択肢を提供します。バイオマスカーボンの応用により、産業界はより持続可能な生産プロセスへと移行し、環境への影響を減らすことが期待されています。

私たちのミッションは環境への負荷を最小限に抑え、持続可能な未来を築くために、廃棄物を再資源化する先進的なテクノロジーの研究・開発、そして社会実装の取り組みで世界中にポジティブな変化をもたらすことです。
私たちは創造的で革新的なソリューションを提供し、循環型経済の推進に貢献します。